コインランドリーで会う

友人に紹介された神待ちサイトを、何の気なしに眺めていたら、今まさにその駅から神待ちサイトにアクセスしていると思しき女の子を見つけました。

これはラッキーと思った僕は、彼女に連絡をしてみることに。しばらくすると、着信があったようでメールボックスを開けてみるなり、書いてあったのは「○○にいます。ここまで来れますか?」。

しかし、いったん「あれっ?」と思ったのは、彼女が居るのは確かに駅の近くだけれど、駅ではない場所。

そこはコインランドリーだったのです。早速足を運んでいると、丸っこい瞳が印象的な女の子が居ました。

身なりはちょっと汚れているようで、かわいい容姿とは裏腹のそのいでたちに、なんだか妙に親近感が湧いてきました。

たぶん嬉しかったから、あ思わず頬が緩んでしまったんだと、冷静になって思うのですが、僕の顔を見るなり、彼女は見事な平手打ち。

だけど女の子に対して、いきなり笑っちゃったら失礼だよな・・・と自己嫌悪に陥ったので、彼女を家に連れて行く道すがら、コンビニに立ち寄って洗顔フォームとお泊りセットを買いました。

家に着くなり、さっきのコンビニで買ったもので2人で乾杯。

乾杯といっても、彼女はフルーツ系の缶チューハイ、僕は缶ビール。

ちょっとわびしい感じもしないでもないのですが、思い他、彼女はおいしそうに缶チューハイを飲んでいました。

2人ともいい感じにほろ酔いになったところで、一応は“神待ち”ってことなので、神様らしく(?)「エッチしようか?」なんて話を切り出しました。

また殴られるかな、なんて思っていると、彼女は小さく「うん」とうなずいて、そこからは、気が付けばお互い裸で求め合っていました。

まだ若いのに、彼女は経験が豊富なのか、なかなかのテクニックで、いつのまにか僕の方が、彼女抱きしめる腕の力が強くなっているように感じられました。

朝になって、冷蔵庫にあったチーズとハムを食パンに乗せて、トーストで食事をしました。

「なんか、質素でごめん」と僕が言うと、「楽しいからOK」と彼女は、トーストを両手で掴んで頬張りながら笑っていました。

「また連絡してもいい?」と尋ねると、何も言わずにテーブルに置いてあったレシートの裏に電話番号を書いて、僕に突き出しました。

最後まで、ちょっとツンデレ気味な彼女。

でも、こんな関係も悪くないなって、キャリーバックを引きながら僕のアパートを後にする彼女の後姿を眺め、穏やかな心で思いました。

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